福田 豊起の記事一覧

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福田 豊起さんの記事
2019.02.28

内房ライトウィリーイシダイ

2月26日内房保田港の国丸さんにお邪魔した。ターゲットはイシダイをメインとしたライトウィリー五目。3月を間近に内房のライトウィリーイシダイは終盤戦。今シーズン私はまだ一度も挑戦していないので滑り込みでの釣行となった。

今回のタックル

ロッド:リーディング73Mー190

リール:シーボーグ200J-L

PE:メガセンサー12ブレイドEX+Si

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今回の注目は新しくなったシーボーグ200J-L。リミテッドモデルで好評のアルミ製ジョグを採用。手返し勝負のライトウィリー。コマセで汚れた手でも確実な操作を約束してくれる。また、ハンドルノブもアルミ製となり感度、握りやすさ共にアップしている。

そして私が最も気に入っているのが、目に見えない部分。それは手巻きギアの新札により手巻き感が格段にスムースになったこと。この手巻き感を実釣で体感すべく今回はライトウィリーをターゲットに選んだ。とくにイシダイの場合、状況に応じて様々なシャクリを試してパターンを探る釣りとなる。時にはジギングさながらの激しいシャクリが功を奏する場合もあるほどなので手巻きの快適性は重要。また、アタリの出方やタイミングも非常にトリッキーなので、アタリからアワセのレスポンスも向上が期待できる。

私は右舷トモに釣り座を構えて6時に港を離れた。工程は10分もかからないので港でしっかりと準備を済ませる。2月中旬まで数、型ともに堅実な釣果を出していた保田のライトウィリーイシダイだが、一昨日から水温が低下しており、かなりタフコンディションが予想されるとのこと。船長さんももっと早く来ればよかったのにとちょっと残念そう。

とは言うもののライトウィリーイシダイはそのポイントでの流し始めが勝負。たいてい始めはアタリが多く、イシダイがコマセを食べて飽食してくると途端にパッタリとアタリが無くなることが多い。第一投は水深25メートルの浅場のポイント。朝一くらいは活性が高いだろうと高をくくっていた私はハリス2号2.5メートルの仕掛けで早いシャクリをしていたのだが全くアタリが出ない。

そんな中ミヨシの釣り人がいきなり良型イシダイを取り込む。25メートルの浅場ではちょっと予想外の良型の登場に俄然気合が入るが船中後が続かない。そこで私はハリスを1メートルたして仕掛けを即席の全長3.5メートルとして誘い続ける。この日の船長さんの指示は底から10メートル+。早いシャクリのまま誘い続けているといきなりカウンターでガツンとヒット。鋭い突込みは良型イシダイに間違いなさそう。ここはせっかくなので手巻きで引きを味わう。時折ドラグを滑らせる場面もあって頬が緩む。ATDの良さを実感する瞬間だ。上がって来たのは本命のイシダイ。小型の数釣りも面白いが、この型の一枚の方が私は嬉しかったりする。

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しかし、この後が続かない。船長さんはこの後も転々とポイントを攻めてくれるが、どこも活性が低いようだ。急いでハリス1.5号4メートルの食い渋り仕様の仕掛けを結んで気合を入れなおす。

早い連続シャクリの後の長い止の間で竿先にかすかなアタリ。即アワセでフッキングに成功。

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数釣りが出来る時はこのサイズが多い。

この後も同様の誘いを続けるが連続ヒットとはならない。そして忘れたころにもう一枚同じサイズ。

さらにタナ上限までシャクリ上げたのちのポーズで小気味の良いアタリ。アワセに成功すると中々の手応え。ハリスは1.5号なので無理は出来ない。ロッドでタメ切らない引きはドラグでいなす。

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水深40メートル付近で食わせたにも関わらず水面まで抵抗を見せたのはメジナ。ウイリーシャクリの好敵手だ。

この後はさらにエサ取りの活性まで低くなりオキアミも取られない状況となる。それにも関わらず船中では忘れたころにドスンと良型のイシダイヒットするしびれる状況。

ならば思い切って良型イシダイに的を絞った狙い方で攻めることに。付けエサはオキアミをメインとして底付近を丁寧なシャクリでネチネチを攻めてみる。仕掛け、付けエサ、誘いともフィネス仕様。エサ取りが多い普段の状況ではなかなか出来ない攻め方だ。すると、竿先に重さを感じる様な、いかにもと言うアタリがポツリポツリだが出始める。フッキングには至らずもどかしい状況が続いた。が、ついにハリ掛かりに成功。

ATDが時折滑るヤリトリを今度はジョグメインで楽しむ。操作性のアップしたジョグと粘りつくようなATDの組み合わせなのでハリスが細くても不安はない。上がって来たのは本日2枚目の良型イシダイ。

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この日は数的には本命イシダイが合計4枚とかなり渋い釣果となってしまった。だが、型により魅力を感じる私にとって良型2枚は上出来。ましてや2枚目の良型は苦心惨憺の末に狙って獲っただけにうれしさもひとしお。

しかし何より一日が非常に短く感じたことが驚きであった。それも手巻き,ジョグともに操作感がアップしたシーボーグ200J-Lのおかげで釣りに集中できたからかもしれない。とくに手巻きのスムースさは、あらゆる誘いを一日試行錯誤したのでしっかりと実感することが出来た。ウイリーシャクリに限らずタチウオなどリズムをとりながらシャクリを繰り返す釣りでは同様に違いを感じるはずだ。また、マルイカでもマイクロの乗り感を判断する手助けになるだろう。

今シーズン内房のライトウイリーイシダイはもう終盤となってしまった。来期はぜひハイシーズンにこのタックルで挑戦したい。

福田 豊起さんの記事
2019.02.10

銚子犬吠埼沖アカムツチャンス継続中

2月3日以前好調を続ける銚子犬吠埼沖アカムツを狙うべく飯岡港隆正丸さんにお邪魔した。

二枚潮が続き、深場のポイントが攻められずにいた銚子犬吠埼沖のアカムツであったが、潮も落ち着き攻められるポイントの幅がひろがり再び大型のアカムツが上がり始めた。チャンスを逃すまいと急きょ釣行に臨んだ。

朝、4時半に港をはなれ航程約二時間。凪の朝焼けにアカムツ船団が終結した。

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今回のタックル

ロッド:ショットバイバーMH210

リール:シーボーグ300j

PE:UVFメガセンサー12ブレイドEX+SI 3号

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今回のロッドはこの春発売のショットバイパーMH210を使用した。私的には今回のフィッシングショーで発表された船ロッドの中でも最も興味深い一本.グラスソリッドをベースに大物を相手にするパワーと操作性、感度を兼ね備えたモデル。強度にもすぐれちょっと強引な使い方も出来そう。ヘビー仕様のゲームロッドと呼びたくなるような遊び心さえ感じるロッドとなっているからだ。今回のオモリは200号となっており、やや調子的にしなやかなとは思ったものの実釣でどうなのか非常に興味があった。

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期待の第一投。約240メートルで糸はほぼ立ったまま着底。釣り易そうでホットする間もなく、糸ふけを取っている間に竿先が叩かれた。バタバタとやや激しすぎるアタリに少し不安になる。アワセ入れるとフッキングに成功。巻き上げに掛かる。巻き上げ途中に重さを残しておとなしくなればアカムツ。暴れ続けるようであればツノザメ。おとなしくなるように祈りながら竿先を注視して巻き上げる。すると30メートル近く巻き上げてからようやくおとなしくなってくれた。ショットバイパーの穂先はしなやかな分、目感度の優れておりアカムツならではのガクガクの引きがひと際強調されて面白い。上がって来たのは予想通り良型のアカムツ。

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しかし、ここのアカムツは太っている。長さにくらべボリューム満点だ。そして、このアカムツを良く見ると尻びれの付け根アタリに軽く歯形が付いている。おそらくツノザメの仕業であろう。

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そして、この次は大きなツノザメ。アカムツもさらなる大型のダブルさえ期待できるこのポイントなのでツノザメのアタリでも始めは「もしや・・・」と思わされてしまう。

ショットバイパーの置き竿釣法での使い勝手がどうなのか試してみる。私は置き竿にする場合、デッドスロー巻き上げの誘いを多用している。オモリが底をトントンと叩く状態から巻き上げ速度5~7位で2,3メートル巻き上げて誘いを掛けるのだ。すると。。。コマセマダイのような竿を一気に絞り込むようなアタリが! ???通常アカムツの場合であればコンコン、ガクガクと振動のアタリが来ることが来ることが多いのだが、ショットバイパーのしなやかな調子が食い込みを促したのかもしれない。引きもかなり激しいので違う魚かとも思ったが、巻き上げるにつれ静かになったので俄然期待が高まる。

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オモリ200号でヤリトリしながらウネリで一番負荷のかかった状態でのショットバイパーのベンディングカーブ。グラスソリッドに総糸巻き加工をしているのでハネを抑えたしっとりとした曲がり。置き竿メインの遠州灘や沖メバル狙いからアカムツ釣りが派生した地域ではまさにジャストフィットのアカムツ調子と言えるであろう。そして上がって来たのは。。。

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特大サイズのアカムツ!長さは驚くほどではないが太り具合が半端ではない。タモですくった瞬間はニシキゴイ?と思ったほどだ。

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置き竿釣法は止まらない。アタリが有ってからアワセる時はホルダーから手にもって合わせをいれるものの凪の海とショットバイパーのクッション性に甘えて置き竿のまま巻き上げてしまう。オモリ200号と聞いて体力に自信がないからとチャレンジに躊躇してしまっている人もいるかもしれない銚子犬吠埼沖のアカムツだが、適切なロッドと凪に恵まれれば置き竿でも十分に楽しむことが出来るので是非日並を選んでチャレンジして欲しいものだ。

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小型ながらダブルにも成功。

ここまでツノザメ対策に捨て糸は長めの1.5メートル。かつデッドスロー巻き上げで高めのタナを意識。前の良型はなおかつ上バリに来たのでさらに高めのタナがこの日のパターンと判断したものの、ここからアタリが途切れてしまった。船全体で沈黙状態となってしまったようだ。船長さん曰く潮流れが止まってしまったとの事。

日もすっかり高くなってから再び潮が流れ始め、船中ではポツポツと再びアカムツがアタリ始めた。しかし、私にはアタリの無いまま。ここから悶絶タイムとなってしまった。頭をクールダウンすべく船中を見回してみる。どうやらパターンが変わって低目のタナを攻めている釣り人にアタリが出ているようだ。すかさず捨て糸を半分の75センチにしてゼロテンションの時間を長くしてみる。すると素直にアタリが出始めた。

ここからは手持ちスタイルで楽しんでみることに。するとダブルに始まり、再び良型も。

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ショットバイパーの操作性が思いのほか高いことに驚く。グラスソリッドをベースにしているものの、DAIWAの誇るカーボンコンポジット技術の賜物だろう。極鋭中深場H-205には及ばないものの手感度も十分。アカムツだけでなく色んな釣りに使って見たくなる一本だ。

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良い型のクロムツも嬉しいゲストだ。このポイントの規定数である10匹に一歩及ばなかったものの大満足の一日となった。

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福田 豊起さんの記事
2019.01.06

初釣りで犬吠埼沖アカムツ炸裂!

1月3日 今年一年を占うべく初釣りに臨んだ。ターゲットは銚子犬吠埼沖のアカムツ。昨シーズンの爆釣で話題沸騰。釣り人でごった返したことも記憶に新しい。

今回お世話になったのはひろの丸さん。船着き場を波崎の新港に移しての出船となった。私は左舷胴の間に釣り座を構え5時に港を離れた。工程はたっぷり2時間、遥か20マイル沖。この日はやや北西の風が強く、沖に出すにつれ波浪が出てきた。

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今回のタックル

ロッド:極鋭中深場H-205 AGS

リール:シーボーグ300J

PE:UVFメガセンサー12ブレイドEX+Si 3号

 

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極鋭中深場、かなり使い込んですっかり手に馴染んだロッドとなった。今回もその感度を遺憾なく発揮してくれた。その模様は後程。

銚子犬吠沖はオモリ200号。ゆえにHー205をチョイス。同じ波崎出船でも秋のカンネコ根のオモリ120号よりも一ランクヘビータックルが適している。

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今シーズンのスタートなので、それ程釣り人が混雑していないと想定。オマツリによる高切れのリスクは承知で、潮切れを優先してPEは3号とした。ならばと3号400メートルのラインキャパのシーボーグ300Jをチョイス。その軽さゆえ手感度に優れる点は大きい。だが300番の場合、高切れの仕方によっては道糸が不足する事態もありうる。予備のリールまたはPEを用意した方が賢明だろう。

ポイントに着くと風の割に水面がざわついており波も高い。恐れていた早潮の様だ。すかさず、ここで一工夫。私の場合、捨て糸はデフォルト90センチ。そこに60センチプラスして一ヒロとした。これがのちに功を奏する。

投入すると約265メートルで着底。根歩きさせつつボトムコンタクトを保つ。すると徐々に糸が出ていく。やはり潮の流れが速い。と思ったとたんメタルトップが叩かれた。小気味よいアタリはアカムツの様だ。すかさず竿に魚の重さを乗せるイメージでアワセを入れる。すると、しっかりとした乗り感とともに200号のオモリが底を切った状態でも明確に竿先に魚が暴れる様子が明確に伝わる。間違いなくアカムツだ。アワセで大きく上げた竿先をテンションを抜かないよう注意く先程アタリが有ったタナにおろしていく。竿先を一杯に下げたところでオモリが底に着いたと思った矢先、再びひと際明確なシグナルが穂先を震わす。シテヤッタリ。再度大きく合わせてジョグをオン。

スーパーリチウム11000WPを使用した場合、巻き速度は18でスタート。カウンターに毎分の巻き上げ速度がリアルタイムで表示されるが、毎分60メートル弱が目安。トルクのあるシーボーグでは巻き上げが進んでスプールが太ってくると巻き上げスピードが上がって来るので150メートルあたりで巻き上げ速度を17に落とすとちょうど良い感じだ。

オマツリしつつも周囲の釣り人の方が協力して頂いたおかげで無事取り込みに成功。初釣り第一投からアカムツのダブルを狙って達成。嬉しさもひとしおだ

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潮が早いので一流しで1投もしくは2投がせいぜいの様だ。だが、アカムツの活性は高いくアタリが続く。次の投入でもオモリを根歩きさせているだけでメタルトップが叩かれた。

手持ちスタイルのアカムツ釣りにおいて感度の良いロッドは必須アイテム。たとえオモリ200号であっても最新の手持ちタックルを駆使すれば、オモリが底に着いた状態いわゆるゼロテンションならどんなに小さいユメカサゴのアタリを拾うことはたやすい。それが引きの強いアカムツのアタリであればガクガクと明確なシグナルが穂先に現れる。

ならばなぜより感度を重視するのか?それはゼロテンションの状態でどのようなアタリが出たのか?そして、その後オモリが底を切った時にどう変化するか?また、アワセを入れた後のモタレ具合いわゆる『乗り感』を総合して魚種を判断したいからだ。アカムツはこの合わせた時の『乗り感』がひと際顕著に出る魚だ。

今回の水深はたっぷり250メートル。アタリが有ったから~と言って、招かれざるゲストのアタリで上げ下ろしをしてしまうと一投で10分前後のロスをしてしまう。今回の様に一流しで一投となる様であればさらにタイムロスは大きくなってしまう。時によってはゲストが多い事もあるので、無駄な上げ下ろしを数回してしまうとアッと言う間に無駄な時間が積み重なってしまう。

このポイントでは資源保護のためハリは2本までのレギュレーション。一度目のアタリがアカムツでないと判断できれば、もう一つのエサで勝負することが出来る。この差は大きい。

また、食いも良く魚が固まっているようなら積極的にダブルを狙う場合にもロッドの感度が生きて来る。一度目のアタリが有ってアワセに功。ここで、オモリが底を切った状態でも竿先が叩かれることと明確な『乗り感』があればアカムツと判断。1尾目が多少暴れていても2尾目のファーストインパクトのアタリはひと際大きいので判断できる場合が多い。口切れのしやすいアカムツゆえ、ダブルをねらって闇雲に待ってしまうと元も子もなくなるのでこの辺りは駆け引きだ。

そして、2投目は船長さんに「ダブルですよー」と予告して有言実行。

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アカムツ釣りでは誘いが大事とよく言われる。だが、早潮とウネリの条件が重なった今回のような状況では仕掛けを安定させることを意識した方が良い場合も多い。それゆえ今回は捨て糸を伸した。オモリが着底している状態で底のエサ取りに邪魔されにくくなおかつアカムツのタナにエサがフワフワとするイメージだ。これが、今回功を奏する。オモリを根歩きさせているだけでアカムツのアタリが竿先を叩いた。

このポイントのリミットは10匹。このままではあまりにも早いリミットメイクになってしまうと楽観的過ぎる心配をよそに、この後強烈な二枚潮に見舞われる。

糸を伸ばさないと底立ちをキープ出来ない。私の釣り座の左舷は糸が払い出す方向だったので幸いラインを送ってもトラブルにはなりにくいとは言えアタリの出ない時間が続いた。

そして、日も高くなった頃。少し浅い240メートルで着底。根の上かとも思ったが糸が立っている。どうやら二枚潮が治まって来たようだ。するとすぐにSMTにシグナルが伝わった。しっかりアワセを入れてストップ。ハリ掛かりを確認しているとガクガクが収まらない。それどころか大きくなった感じすらある。そこでさらに聞きアワセてみるとずっしりとした『乗り感』を感じる。どうやら1尾目のアカムツがおとなしくなる前に2尾目が食ってきたようだ。驚きを隠せない。上がって来たはやはりダブル。

早潮が治まってからはアカムツの群れに仕掛けが入ると複数の釣り人が巻き上げを始める状態が続く。ツノザメの邪魔やクロムツであろうハリス切れもあったものの左舷全員が巻き上げをする圧巻の場面もあった。

さらに嬉しい一幕があった。着底直後にアタリ。これはハリ掛かりせず。残り一つのエサで勝負となる。すると再びアタリ。今度はフッキングに成功。上げてみると下バリにアカムツ。上バリのエサが取られていた。まさに水中をイメージした通りの状況にダブル以上に頬が緩んだ。

そして、最後の流しではひと際大きいガクガクのアタリが。ダブルを確信したものの余りの元気の良さに大きめのツノザメかとも心配になったが途中でおとなしくなってくれた。

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この日一番の良型を最後に狙い通りまたもダブルで手に出来過ぎのフィニッシュとなった。

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満を持してシーズンスタートに挑んだ銚子犬吠埼沖のアカムツ。今シーズンも昨年同様凄い事になりそうだ。今年は出船する船宿もさらに増えるそう。悪条件ではタフな釣りになる場合もあるが、決して難しい釣りではない。中深場の釣りの概念を打ち破る釣味の奥深さを持つアカムツ釣り。釣った後の食味は言うまでもない。今年も多くの釣り人でにぎわうことは間違いなさそうだ。

福田 豊起さんの記事
2018.12.02

大興奮!玄界灘の落とし込み

私にとってヒラマサは特別に思い入れのある魚。ゆえに玄界灘の落とし込み釣りはぜひチャレンジしたいターゲットであった。ようやく念願かない11月27日に北九州芦屋・柏崎漁港の星龍丸さんに乗船する運びとなった。

今回、お声がけ頂いた田渕テスターと大阪湾テンヤタチウオのスペシャリスト西野さん、そして今回の釣行のセッティングをしていただいた地元の郷原テスターという豪華布陣で臨んだ。この日は6時過ぎに乗船して、ベタ凪の海に船は走り出した。

今回のタックル

ロッド:ゴウイン落とし込みH-243-j

リール:シーボーグLTD500j

PE:UVFメガセンサー12ブレイドEX+Si6

シンカーは100号、仕掛けは星龍丸さんオリジナルの落とし込みサビキ5本バリ。ハリスは16号と18号を購入した。

初めての釣りと言う事で郷原テスターのお話を始めとする様々なことから手がかりを得てイマジネーションを膨らましていく。

まず気になったのは仕掛けのハリの小ささ。私の慣れ親しんだ外房のカモシ釣りも同じヒラマサをメインターゲットとしている。カモシ釣りも泳がせなどに比べると格段にハリは小さめを使うのが特徴だが、それよりも二回りは小さい。ベイトの小さいウルメイワシを掛ける必要があるので当然だが、ヒラマサとのヤリトリ時にはハリの強度、口切れともリスクは高くなるだろう。また、ハリスの短いサビキ仕掛けなので枝スの結びも弱点になるはずだ。まずは、16号のサビキをチョイス。ドラグ設定は約6キロくらいであろうか。ハリや枝スの安全率を見込んでカモシヒラマサにおけるハリス12号位の設定で臨んだ。

そして、このドラグ設定を確かめた郷原テスターが何も言わず笑顔を見せた。まずは合格のようだが。。。このドラグ設定の範囲内で強気のファイトをするのが私の当初の作戦であった。

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そしてさらに今回サポートしていただいた遊漁船Trip号の小濱船長さん。取り込みやオマツリほどき、釣った魚の神経締めまで大変お世話になりました。タイラバやイカメタルが得意との事なので次回の釣行ではぜひそちらでもお世話になりたいです。

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航程たっぷり二時間との事。凪のせいもあるが外房と違いウネリが無い海に驚かされる。ゆえに船はかなりの速力で滑るようにポイントに向かう。途中、良い反応を見つけた東船長さんは80メートル前後のポイントで第一投をすることとなった。面舵側で早速アタリがあったもののバラシ。早々に見切りをつけて再び船は沖を目指す。隠岐の島を超えて水深120メートルのポイントに到着。いよいよ決戦だ。

この日のベイトはウルメイワシ。まずはこのベイトを付けることが第一関門。ベイトを上手く付けることが出来れば本命のアタリを出すことにそれ程苦労はしなかった。中層やや低目にベイトの反応がいることが多く、ベイトが付いたら底まで仕掛けを下して本命にアタリを待つ。このベイトのシグナルをとらえることが落とし込みロッドに求められる第一条件と言う事を痛感する。この日はベイトを付けるのに苦労する場面も見られたのでなおさらだ。また、この着底させるときにベイトが外れやすいのでそ~っとオモリを着底させる。この時シーボーグLTD500jのフォールブレーキダイヤルを使えば落下速度を適切にセーブできる。

さらに船長さんから、アタリを待つ時はオモリが着底して立つか寝るかのゼロテンション状態が理想と教わる。初めて聞くメソッドだが、なるほどゼロテンションであればベイトの動きが分かり易い事と同時に本命の食い込みを妨げない効果もあるだろう。さらに幹糸を支点としてエダス分周りながら暴れるベイトの動きも良くなることも考えられる。こういったノウハウは直接船長さんに聞かないとなかなかわからないものだ。

すぐにイナダ、ワラサクラスのヤズが竿を曲げる。元気が良いのはイナダサイズのヒラマサの子供、ヒラ子だ。

そして遂に、この日誰よりもベイトを素早く付けていた田渕テスターに強烈なアタリ!

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上がって来たのは本命の良型ヒラマサ!

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そして、私にも! 天秤もクッションもない落とし込みではヒラマサ独特の首振りがより強烈に竿を絞る。

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体高の高いグッドコンディションのヒラマサだ。太った個体は体側のイエローラインが薄れるのは外房のヒラマサと一緒。

このあと、間もなくヒラマサらしきを掛けたもののフックアウト。仕掛けを点検すると異常無しだったので、口切れによるバラシの様だ。一本釣って思ったのだが、落とし込みロッドのバットは泳がせロッドの様にガチガチではない。対ヒラマサ用のパワーを備えると同時に引きをいなすしなやかさを保っていると言う事。ヒット直後は根や漁礁に逃げ込もうとする魚を引き離すパワーファイト。その後はハリや魚の口をいたわる繊細なヤリトリが求められる。この相反する要素が落とし込みのヤリトリを難しいものにしていると同時に釣り人を熱くするのであろう。これはスゴイ釣りに手を出してしまったものだ。

さらにヒットは続く。鋭い首振りにヒラマサか?と思われたが途中の引きが違う。上がって来たのは綺麗な大ダイ。タモですくうと手返しが悪くなるので掛かり所を確認してヤマ入れ(ごぼう抜き)!! 豪快この上ない。

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このような太仕掛けで大ダイとファイトする事は中々出来ない。文字通りダイレクト段引きに酔いしれた。

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西野さんもオマツリしながらも上手くヤリトリして本命のヒラマサをゲット。

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そして田渕テスターにさらに強烈なアタリ! 底付近から浮かせるまでの強烈な引きに鉄人の剛腕がうなりを上げる。

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上がって来たのは本日最大の99センチのヒラマサ。

さらに私も続いて

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この後、ベイトが大きく早合わせをしてしまったためのすっぽ抜け。逆に食い込みを待ちすぎて大型の根魚らしきに根に逃げ込まれるバラシが続く。前日には12キロのアラ(クエ)も上がっておりベイトが付いている間はひと時も油断は出来ない。このあたりは経験を積まなければ適切な状況判断が出来ないところかもしれない。落とし込み釣りの奥深さと言えるだろう。

この間も船中では良型のマハタ、ヒラメ、ハガツオ、5キロ級のメダイ、そして多数のマトウダイが上がって百花繚乱。

そして最後のポイントに船は向かった。最もヒット率の高い第一投。ベイトが付かずにオモリが着底してしまっと残念がってしまったのが大きな間違い。間もなく穂先に違和感が。。。と思った瞬間竿がいきなり大きく絞り込まれる。激しい首振りが竿を大きく叩く。しかも振り幅がデカい。大物だ!

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すかさずジョグを入れてアワセを入れる。すると、魚の疾走と相まってロッドを立てることに一苦労。ここで郷原テスターからロッドのポジションを整えてからジョグを入れるよう指導が入った。なんとか仕切り直して竿を立てて魚の頭をこちらに向ける。7,8メートル上げることに成功。「これは行ける!」と思った矢先、再び激しい首振りでフックアウト。

回収して点検するとハリが伸びている。不意のアタリにアワセが上手く行かず掛かり方が悪かったのか、それともヤリトリが強引過ぎたのか。。。悔やまれるバラシであった。

その後もこのポイントではベタ底でベイトが付く。船長さんはベイトが付いたあと10メートル底を切るようアナウンスがあった。どうやら根にタイトについたベイトに本命の大型魚がフタをしている状態の様だ。ベイトが付いてから10メートル手巻きで巻きあげる。巻き上げとアタリがカウンターになってしまいエサ抜かれもあった。だが、最後上手く食わせることに成功。

今度は今日の失敗を踏まえて底付近を切ってからはドラグを気持ち緩めて丁寧なヤリトリを心がける。竿を立てた状態をデフォルトとして巻き上げ途中で魚が暴れた場合は竿でいなすと同時にジョグの巻き上げを緩める。全く持って基本どおりではあるが、頭に血が上った状態ではついつい雑にリールのパワーまかせのヤリトリになりがちなので気を付けたいところだ。

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最後は良型のブリでフィニッシュ。

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星龍丸さんと郷原テスターには本当にお世話になりました。スゴイ釣りを経験させて頂きました。

福田 豊起さんの記事
2018.09.05

銚子の夏ヒラメを極鋭ヒラメ EX AGSで満喫

台風が近づいている9月2日、銚子外川港の大盛丸さんにお邪魔して夏ヒラメを楽しんできました。

朝5時前に港に着くと心配されたウネリはそれ程でもない様子。やや風があるもののコンディションとしては悪くなさそうだ。俄然気合が入る。私は左舷ミヨシに釣り座を構えた。5名の釣り人を乗せて5時に港を離れた。

船は20分程度の航程で利根川の河口沖の25メートルに到着。釣り開始となった。

今回のタックル

ロッド:極鋭ヒラメEX AGS MH-245

リール:スパルタンMX IC 150HL

PE:UVFメガセンサー12ブレイドEX+Si 1号

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今回のタックルの主役はなんと言ってもロッド。この夏、DAIWAの船ヒラメロッドのフラッグシップたる極鋭ヒラメにスペシャルモデルのEXが加わった。すでにテンヤやカワハギロッドでその実力をまざまざと見せつけているEXシリーズ。SVFナノプラスと呼ばれる贅肉を限界を超えて削りとったカーボンブランクスとN、Cガイドを使用した次世代AGSを使っていることが最大の特徴。テンヤロッドで体感したその軽さと感度はまさに脅威。ヒラメロッドでも期待を持つなと言うのが無理な話だ。

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手にした時の軽さはとてもノーマルヒラメロッドとは思いない。ライトヒラメロッドの感覚。

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専用設計のエアセンサーシートも私のお気に入り。非常にシンプルで細身ながら非常に握りやすい。ドライビングポジションがカチッと決まるスポーツカーのシートの様に、やる気がみなぎる。

軽いので竿尻を脇に挟むことなく肘に当てるスタイルに何の違和感もない。この肘に当てるスタイルは操作の幅を大きく取りたい釣りの時に私が意識して取っているスタイルだ。小型軽量のスパルタンMX ICの組み合わせが軽さを際立たせる。

そして、釣りを始めてすぐ気づくのがオモリが底を叩く感覚が今までのロッドと違うことだ。低質の固さが明確に手に伝わってくるのだ。また、よくイワシが暴れるのが分かるというが、イワシの暴れた瞬間はサビキ仕掛けにイワシが掛った時に近い位明確に暴れる様子がわかる。かといって感度一辺倒の固いロッドではないことはオモリ60号を背負った上の写真で分かって頂けると思う。

その証拠に置き竿にしてもハッキリと目アタリでファーストインパクトが分かる。このあたりはAGSの良さを感じずにはいられない。調子的には王道のヒラメ調子である極鋭ヒラメを踏襲していると言えるだろう。穂先から穂持ち、そして胴と負荷がかかるにつれて綺麗にカーブを描く。

EXに夢中になっているとすぐにアタリが!だが、一発目は掛け損じ。2回目のアタリでようやくフッキングに成功。だが、手応えはイマイチ。

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案の定、チビッ子サイズに苦笑い。どうやらこのポイントはこのサイズが多いようだ。この後もアタリは続くものの掛け損じとイナダの連発に閉口。イナダは丸々としたお兄さんサイズも混じって船中ではオマツリが多発。一方、私はイナダと判断した場合はEXのパワーにモノを言わせて強引に頭をこちらに向かせてのヤリトリが出来た。また、この時スパルタンMX ICの巻き上げの力強さを再確認。これならば、さらに重いオモリでの横流しもこなせるに違いない。

船長さんは利根川の河口の極浅場に船を進めた。こちらは川からの濁りがややきつい。前日はこちらで2キロクラスが連発したとの事。試しに今度は置き竿でアタリを待ってみる。しばらく流しているとウネリで曲がった竿の戻りが遅れた。すぐに竿をてにするとしばらくしてからモタレが穂先と手に現れた。そして間もなくガツガツの本アタリ。大きくアワセを入れると今度はフッキングに成功。上がって来たのは納得の食べごろサイズ。

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だが、濁りが強いためか後が続かない。船は沖を目指した。

今度は一気に深くなって水深は50メートル弱。ディープのピンポイントで大型を狙うようだ。俄然気合が入る。船長さんはピンポイントをこまめに流し直してヒラメの付いている場所を探してくれた。するとまもなく反対舷の胴の間の釣り人に良いアタリが。チャンスと見た私はタナを取りなおすべく、オモリをそこにつけて再びタナを取ろうとした瞬間。手にモタレを感じた。そう、このモタレを手に感じる現象はフルAGSの竿になってから頻繁に体験するようになった。その手に感じるモタレがEXではことさら際立って感じることが出来る。そのまま竿にまかせて待っているとグーングーンとイカのシグナルのようなアタリの後にガツガツの本アタリが。この間、手と穂先に現れるモタレは増す一方だ。ここで大きくアワセるとガッチリとした手応え!

ここで、魚は激しく暴れだした。底から離れるのを嫌がっているのであろう。スパルタンのドラグクリック音が鳴ってファイトを盛り上げてくれる。底からリフトすると重さだけをのこして暴れなくなった。ヒラメだ!だが、ここからはEXとの独壇場。バットパワーでしっかりヒラメを押さえつけてくれるので全く暴れ出す気配を見せない。50メートルの長丁場を全く暴れさせずにリフトしてしまった。上がって来たのはジャスト3キロの良型肉厚ヒラメ。

魚の突込みを受け止めることだけがロッドのパワーではない。ヒラメの場合、底から離してからは暴れさせないヤリトリが理想。それにはロッドのパワーが不可欠。ロッドのパワーによってヒラメを押さえつける。いわば「先の先」のヤリトリだ。このパワーならば冬の横流しスタイルであっても余裕があるだろう。たとえ強風下の糸が船下に入り込む流しであっても冴えをみせてくれそうだ。

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今年は夏でもイワシやサバっ子などのベイトが多く肉厚なのが嬉しい。

この後もアタリは続き、1.5キロ前後の食べごろサイズを連発。チビッ子サイズをリリースして良型のみをキープして大満足の沖上がりとなった。

それにしても今年のDAIWAは罪深い。極鋭ライトヒラメと極鋭ヒラメEXを同じシーズンにリリースするとは。普段はすっかりライト派の私だがこのEXにはすっかり参ってしまった。使うたびに新しい表情や発見に気付かせてくれる。

ヒラメ竿に関してはある程度感度を鈍らせて本アタリのみを表現する竿を良しとする向きもあるだろう。初心者にはそちらの方が向いていることも一理あることは確か。

その対極にあるのがこの極鋭ヒラメEX AGS。ややもすると感度が良すぎて情報過多の可能性を心配する人もいるだろう。だが、AGSの穂先目感度と特筆すべき手感度を総合することによってその膨大な情報は処理されてヒラメのアタリを浮き彫りにしてくれる。まさにヒラメエキスパートにむけてDAIWAが投げかけた新世代のヒラメロッド。ヒラメ釣りにおいて海底で起こっているドラマを余すところなく楽しみ尽くす。いつものヒラメ釣りが新鮮で濃密な釣りへと変わる。このロッドを使いたいがためにまたすぐにヒラメ釣りに行きたくなってしまうほどだ。

福田 豊起さんの記事
2018.07.04

鹿島沖 興奮の午後船テンヤゲーム 

梅雨も明けた7月3日 この日は特に釣りの予定を立てていなかったが朝起きてみると、もったいないほどの好天。思いつきでドライブがてら鹿島港の長岡丸さんのテンヤマダイ船に乗ることに。午後船は朝早く起きる必要もなく、普段の生活リズム通りに釣行できるので、のんびり好きの私はたびたび利用している。

12時30分に港を離れた。私は右舷ミヨシに釣り座を構えて準備万端。不安定なものの二ケタ釣りや大ダイも時折上がっており密かに期待の釣行となった。

出船まえに船長さんがたっぷりとイケスに生きたサルエビをは積み込んでくれた。この時期の鹿島港では生きエビでテンヤゲームが楽しめるのがうれしい。今シーズンは南風の影響で水温が抑えられて生きエビの確保がまだまだ出来そうとの事だった。生きエビの場合、マダイの食いが良くなるのはもちろん。冷凍エビに比べエサ持ちも良い。なによりも、釣り人のモチベーションアップの効果も侮れない。

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今回のタックル

ロッド:紅牙テンヤゲームMX230遊動

リール:紅牙EX2508RPEーH

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ともう一組

ロッド:紅牙テンヤゲームEX S/MH-235

リール:紅牙AIR2508PE-H

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ともに

PE:UVF紅牙センサー12ブレイドEX+Si 0.8号

リーダー:紅牙リーダーEX タイプF 10lb.2.5号

海風が気持ちの良い海上を滑るように北上。航程40分で水深25メートルのポイントに到着。まずは紅牙遊動テンヤ+TG SS8号をキャストして広い範囲を探る作戦。タングステンヘッドの遊動テンヤはキャストしても底立ちが分かり易いのが嬉しい。

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タックルはもちろん紅牙テンヤゲームMX230遊動+紅牙スピニングEXの方だ。230遊動はキャストがとてもしやすい。水深が浅く、潮の流れの緩い時にはキャストして広い範囲を探る釣りが非常に有効。そんな時、従来のテンヤロッドよりも重いテンヤでも投げやすいことが特徴。しかも、投げやすいハリのあるティップにも関わらず遊動テンヤの一番のキモである着底した状態でエサがヘッドと離れてフワフワとアピールする状態でのアタリが取りやすくなっている絶妙のチューニングに仕上がっている。まさに遊動テンヤ専用ロッドだ。

嬉しい事に、釣り始めてすぐアタリ。一度目は掛け損ねてしまったものの、すぐにフックアップに成功。引きの緩急からハナダイのようだが、それにしては引きが強い。マダイで掛かり所が悪いのかとも思ったが、上がって来たのは一キロはあろうかという特大ハナダイ。どおりで引くはずだ。

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この後、小さいながらマダイもゲット。

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好感触に頬が緩む。

しかし、二流しめはまったくアタリが出せない。船中では一キロ近いマダイも上がっていたのでやり様はあるはず。程なくして、船長さんは灘に船を向けた。次のポイントは15メートルの極浅いポイント。良い濁りがあるので期待が持てそうだ。

船長さんに話を聞くと、午前船では高い根回りではベラの猛攻で釣りにならず、平根でマダイの型があったようだ。だが、あまり納得の食いではなかった様子。根から外れた場所でもアタリが出るようであれば期待が持てるとの事だった。

やがて船中いたるところで竿が大きく曲がり始めた。だが様子がおかしい。マダイ独特の首振りが見られないからだ。案の定上がって来るのはホシザメ。ホシザメラッシュに船長さんはポイントをずらすものの、やはりホシザメばかり。だが、このホシザメの中に大ダイがいた!右舷ミヨシ二番の釣り人が4.4キロの綺麗な大ダイをゲット。これを機に中ダイも顔を見せ俄然盛り上がってきた。

どうやらスローな誘いに大ダイ、中ダイは反応しているようだ。そこでタックルを紅牙テンヤゲームEX+紅牙スピニングAIRにチェンジ。テンヤも思い切って紅牙タイテンヤSSエビキーパー付き3号チャート夜光に変更して緻密でスローな釣りを心がける。フワフワとした動きを演出するにはタングステンではなく比重の軽い鉛のテンヤが向いている。

着底後しゃくり上げて再び着底。この着底からのステイで小さいながらも明確なアタリがあった。

ズバッとアワセに成功。手ごたえもなかなか。浅いので引きがシャープで実に面白い。上がって来たのは一キロ後半の中ダイ。この後も、手応え十二分の掛け損ないが2回。エサのエビがすべて取られている。型の物のマダイに違いない。

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欲を言えばフォールでアタリが出せればより楽しいのだが、この日はボトムコンタクトさせた場面でのアタリが圧倒的に多かった。だが、久しぶりの浅場で軽いテンヤでのゲーム展開に興奮を隠せない。一つテンヤ歴の長い方なら分かって頂けるだろう。

この後、ホシザメの洗礼を受ける。ホシザメは釣りあがってからローリングして暴れるので要注意。ハリを手に刺す危険もさることながらライントラブルを起こして、せっかくのゴールデンタイムをリーダー結びでふいにしては悲しすぎる。

だが、ホシザメを嫌ってタナを切るとマダイのアタリが出ないので、恐れずホシザメを釣りまくって大ダイに巡り合うしかないようだ。

その読み通りフォールから着底した瞬間、またしても小さいアタリが。一度目は掛け損ねたものの二回目のアタリでズバリ。

浅いので横に走ろうとするが引きの様子から青物ではなくマダイのようだ。パラシュートアンカーのロープの方に走られないよう半ば強引寄せに掛かる。鋭さとトルクにあふれた見事なファイトを堪能。紅牙テンヤゲームEX S/MH-235のバットパワーは頼もしい限りだ。

上がって来たのは丸々としたジャスト3キロの綺麗なマダイ。鹿島沖ではまだまだ産卵はこれからなのだろうか、惚れ惚れするようなグッドコンディションのマダイにしばし見とれる。

だが、船中では相変わらずホシザメと中ダイ、大ダイが入り乱れて釣れ続いている。記憶にない感じの釣れ方だが、チャンスタイムを無駄にしないように夢中で釣り続ける。

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ここで、ふっと気が付く。軽い固定テンヤでフォール後の着底でフワフワとした動きを演出していたわけだが、遊動テンヤならばこの動きは自動的に出来てしまうではないか!序盤は遊動テンヤでフルキャスト後、早めの誘いをしていたが、これをキャストはそこそこにしてリフト&フォールを丁寧にボトムでのステイを長めに取ってみる作戦に変更。タックルはもちろん紅牙テンヤゲームMX230遊動+紅牙スピニングEXのコンビにチェンジ。遊動テンヤも8号のままだ。

するといとも簡単にアタリが、さらにアタリがあってから引き込みを待ってスイープ気味にアワセるとガッチリ。遊動テンヤのオートマチック感覚も実に面白い。上がって来たのは1キロ半ばのグッとサイズの本命。

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この後、800gの本命と特大ハナダイ、イシガレイを追加してフィニッシュ。ホシザメもだいぶ上げたので釣った感は満点。のんびり午後船のつもりが夢中で釣りまくってしまった。

船長さん曰く根の全くない場所での大ダイ、中ダイ、ホシザメ爆釣劇だったようだ。それが証拠にボトムでの釣りだったにも関わらず根魚類が全く釣れなかった。船長さんの勘の冴えが光った午後船だったようだ。

福田 豊起さんの記事
2018.05.19

勝浦 カモシヒラマサ炸裂!

5月16日 今季初のカモシヒラマサに挑戦すべく勝浦は松部港の和八丸さんにお邪魔しました。

前日に別件で田渕テスターと電話をすると、この日たまたまお休みとのこと。半ば強引にお誘いして急きょご一緒することに。田渕テスターはカモシ釣りは未経験だそうなので私がナビゲーター役。是非カモシヒラマサの楽しさを体験して頂くべく、私なりに気合の釣行となった。

朝、4時30分に集合。左舷ミヨシに二人で釣り座を構えた。ゆっくり準備をしつつ田渕テスターにカモシ釣り独特の遊動天秤やカモシ袋、サンマのミンチや付けエサ、釣り方等の説明をする。そこは百戦錬磨の鉄人田渕テスター「一を言えば十を知る」「打てば響く」の言葉通りカモシ釣りの全体像をこの時点でイメージして頂けた様子。後は釣るのみだ。

船は航程約30分で三本松と呼ばれる御宿沖のポイントに到着。この三本松はカモシ釣りで狙う根の中でも最も沖にある一級ポイント。水面のザワツキ加減から潮が早そうだ。この真潮と呼ばれる黒潮の流れが灘に差し込むとカモシヒラマサがスタートする。ここ数日3ノット以上と猛威を振るっていた真潮が前日一旦緩みヒラマサが爆釣したとの事。前日の魚が残っていればよいのだが。

この日のタックル

リール:シーボーグLTD500J

PE:UVFメガセンサー12ブレイドEX+Si

この日のロッドはプロトタイプを使用したため、ご紹介出来ないのが残念。

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カモシヒラマサにシーボーグLTD500Jは打って付け。ATDドラグはスムーズな滑り出しと、滑り出した後も常に魚にプレッシャーをかけ続けるその特性はまさに対ヒラマサ向き。また、エキスパートの手に掛かれば新型のアルミダイキャストジョグパワーレバーで思った通りのジョグポンピングが可能。仮に慣れない人でもドラグ設定さえしっかりしてあれば、竿を立てたままジョグをオンにするだけでその野太いトルクで魚を寄せることも可能だ。

春のカモシヒラマサはタナが高い場合が多い。また、今回のポイントである三本松でも根から外れた場所でも平坦な場所でもヒットがあるような場合は、根に巻かれてハリスが切れるリスクは比較的低い。ゆえに秋のヒラマサよりもドラグを滑らせるヤリトリが可能となる。ゆえに私は春のカモシヒラマサはハリス8号を多用している。そして食いが良い様なら手返しを優先してハリスを上げていくようにしている。

一流し目、反対舷のミヨシ二番の釣り人が2キロ半ばの良型マダイを釣り上げる。だが、私の狙いはヒラマサなのでエサはニセイカの頭。手持ちスタイルで誘い続けているとと間もなく私の竿が大きく絞り込まれた!

すかさずファイティングポーズをとってジョグをオンにする。アタリの割にそれ程の抵抗を見せることなく10メートルほどすんなり上がってくる。?ハタかなと思った瞬間、鋭く突込み始めた。間違いなくヒラマサだ。外房の春のヒラマサは3キロ前後の小型も多い。その小型かな?とも思ったが時折ロッドのバットを絞り込むような引きを見せる。天秤を手にしてハリスを手繰る。姿がうっすら見えて「デカい」と思った瞬間、反転して走り始めた。すかさずハリスを手から離す。途中のヤリトリでおとなしかった分、ハリスを手繰る段階になって元気一杯の様子だ。何度か手繰っては走られを繰り返してようやくタモに収まったのは6キロオーバーのグッドコンディションのヒラマサ!体高が高い!

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春のヒラマサは痩せている印象があるが、これはどうして体高の高い堂々たるプロポーション。6キロクラスを手にして大興奮だ。

そして間髪入れず田渕テスターのロッドも絞り込まれる。ヒラマサの引きを余裕で受け止めながらも存分にその強烈な引きを楽しんで頂けた様子。隙の無いエキスパートのヤリトリは横で見ていても実に気持ちの良いものだ。難なく良型のヒラマサがタモに収まり、田渕テスターも破顔一笑。

 

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回遊したばかりのヒラマサはサンマ追いの場合でなければ、目立つイカエサが有利とするのがセオリ。実際私はイカエサでアタリを出した。ところが聞けば田渕テスターはエサを船宿支給のサンマのブツ切にしていたとの事。カモシ初めてと言いつつインスピレーションで付けエサを変えて結果をしっかり出す。恐れ入りました。

このあと、二人はヒラマサの活性が高いと判断してハリスを10号に変更。太ハリスにすればそれだけドラグ設定を上げることが出来る。よりカモシヒラマサらしい豪快なヤリトリが出来ると言う事。ドラグ滑らせながらヤリトリするライトタックルの釣りもモチロン面白いが、この糸を出さないガチンコファイトも血沸き肉躍るものだ。

活性が高いとの読みは大正解。すぐに次のアタリが!まずは私にヒット!そしてなんとタモ取りのサポートに回ろうとしてくれていた田淵テスターの置き竿もズドン!まさにお祭り騒ぎだ。小型のカンパチではよく聞く話だが、ハリ掛かりして暴れる仲間を見て他の魚も活性が上がりダブル トリプルヒットとなる現象がヒラマサにも確かにあるようだ。

難なく二人とも取り込みに成功。まさに大興奮だ。

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前日は一旦落ち着いた潮の流れがこの日は再び早くなってしまった。そしてその流れは上潮だけでいわゆる二枚潮。どうやら我々の釣り座にコマセが集中しているようだ。我々二人と反対舷のミヨシ二番目の方にアタリが集中。なんと置き竿にしてもヒラマサのアタリが途絶えることが無いほど。

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終わってみれば二人でこの釣果。もう十分と途中休憩を挟んでの釣りとなったにも関わらずだ。

この春デビューの巨大に感じたトランクマスターHD TSS 6000がこのありさま。

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トランクマスターHD TSS600は内寸が85cm。 6キロ級、80cmオーバーのヒラマサがまさにスッポリ。8キロ級までのヒラマサなら曲げることなく収まりそう?

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勝浦の春のカモシヒラマサは始まったばかり。この日はマダイは少なかったが大ダイが連発する日も。さらに今シーズンは9キロ級のヒラマサが取り込まれており、10キロ級の期待も十分だ。かつては秋が本番であった勝浦沖のカモシヒラマサだが、ここ数年御覧の通り春が本番となりつつある。我こそはという釣り人には、早めの釣行をおススメしたい。

福田 豊起さんの記事
2018.04.15

大原で乗っ込み大ダイをキャッチ!

すっかり春を通り越して初夏の陽気となりつつある4月10日 外房は大原港の新幸丸さんにテンヤゲームを楽しむべくお邪魔しました。

4時15分に港前に待合所に集合。4時40分頃出船となった。

春の大原と言えば大ダイ。春になると黒潮が接岸するようになり、潮の流れが速くなり水温も上昇する。すると冬の間、深場に潜んでいた大ダイが浅場を目指して乗っ込んでくる。この時がテンヤゲームで大ダイを釣る好機となる。まさにこの日がそうであった。

船は春の大場所である御宿、岩船沖の60メートル前後のポイントを目指す。

今回のタックル

ロッド:紅牙テンヤゲームEX AGS S/MH-235

リール:紅牙AIR2508PE-H

PE:UVF紅牙センサー12ブレイドEX+Si 0.8号

リーダー:紅牙リーダーEX タイプF2.5号(10lb.) OI000165 OI000164

そして今回、新兵器として新しいテンヤ カブラ

紅牙タイテンヤTG SS エビロック

紅牙タイカブラTG SS エビロック  

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ピンボケ写真で申し訳ありません。分かりづらいかもしれないが、今までのタングステンテンヤ カブラに新しくエビロックと呼ばれるエビのズレ止めが付いた。サクサスフックの利点はもちろんハリの刺さりが良い事。この刺さりんのよさは、ハリ先とハリの肌の滑りの良さからくるもの。このハリの滑りの良さは一方でエサがズレやすいという欠点があった。この欠点を解決するのがエビロック。従来のエビ止めに比べて固いエビの殻に直接ロックするので、ズレ止め効果は抜群。春の大原は水深が深く、潮の流れも速いのでエビロックは強い味方になってくれそうだ。

期待の第一投。船長さん曰く 水深は50~60メートル前後。潮の流れは2ノット近くあるとのこと。風が弱いので、船は横流しで流すようだ。まずは8号のテンヤで様子を見る。カラーは金/ジャンジャンラメ。すると、60メートル少しで着底。その後、何度も底立ちをとることが出来る。

思わず笑みがこぼれる。潮の流れがありながら、表層と底付近が同様に流れている時は釣りやすいだけでなくマダイの食いも良い場合が多いからだ。朝のゴールデンタイムに期待がかかる。

しかし、朝一はアタリが無い。エサも一向に取られる様子がない。大地船長に聞くと前日も7時過ぎからアタリが出てきたとのこと。集中力を切らさず底付近を丹念に探り続ける。

すると、間もなくわずかだがアタリが出始めた。エサも取られるようになり一安心。テンヤを丁寧に送り込む。着底後にステイしていると、明確なアタリが!鋭く合わせを入れるとガッチリとフッキングに成功。

アタリと鋭い引きからマダイと確信。頭のふり幅が大きく、重量感もあるので大ダイであろう。しかし、大ダイであれば一気に走り出すハズ?だが、しばらくツバ迫り合いとなる。走り出す様子がないが、それならばこちらも望むところ。ロッドのパワーで大ダイのパワーを受け止め、竿サバキで突込みをかわして大ダイの頭をこちらに向ける。卓越したバットパワーを誇る紅牙テンヤゲームEX AGS 235S/MHなので、余裕をもって大ダイの引きを受け止めることが出来る。

最後まで走られることなく姿を見せたのは3.7キロの綺麗なメスダイ。この速い潮の中、会心のヤリトリに思わず笑みがこぼれる。

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エビロック付きのテンヤがガッチリ!

朝一から大ダイに恵まれ、これからさらなる大物を狙っていきたいところ。やがて朝よりも北東寄りの風が出てきた。潮の流れと風がぶつかって、やや波が出てきた。

テンヤ8号からカブラ10号金/ジャンジャンラメに変更。相変わらず潮の流れは良く期待は十分だ。

実際に船中では型の良いマダイがポツポツと食っている。そして左舷ミヨシでは5.6キロの大ダイも取り込まれ気合が入る。

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ボトムで食ってきたのは良型のオニカサゴ。専門に狙っても十分満足な大きさ。帰ってから食べるのが楽しみだ。

ここまで、私も周りの釣り人もボトム付近でのヒットが続いており、私は底付近を丹念に探る作戦を取っていた。しばらくして、風はさらに強まり横流しの条件も相まってかなり船は揺られるようになった。それでも底立ちは取りやすい状況なので諦めずに釣りに集中する。

ここまでずっと、私のいる右舷は風を背に横流しとなっていた。風が強くなってからはラインがかなりの勢いで船下に入り込むようになった。投入時はカブラを船から離れた方向にキャストして着底時に糸が立つように気を配る。やがてウマヅラのアタリが出始めてからはボトム付近で全く良い感触が無くなってしまった。

左舷のビシマ時代からの常連さんがワラサを上げたとの事。左舷は当然風を受ける側。潮の流れも相まってかなりラインが払い出すハズ。やがて終了まぎわ同じ常連さんが3キロ弱の良型マダイを上げた。お話を伺うとワラサでも良いからとカブラが払い出すのを利用して巻きで中層で食わせたとの事。すなわち、朝一に私が食わせた底付近からマダイのヒットゾーンが一気に中層付近に変わっていたらしいのだ。

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この常連さんの釣ったタイが吐き出した魚の骨。かなりの大きさの魚をベイトにしていることが伺える。新一船長曰く大きなホウボウやサメが大ダイのお腹から出て来ることもあったそう。

ボトムで食わせた私のマダイはお腹から大きなカニと複数のセミエビで一杯。同じ日の同じポイント、同じマダイで食べているものが全く違っていたことになる。春のマダイの気まぐれさに驚かされるばかりだ。

この日は外房大原らしい速い潮の流れの中、春らしい大ダイも上がり満足の釣りとなった。大原の乗っ込みマダイはこれから6月くらいまで期待が持てる。外房のマダイの乗っ込みは明確なピークが無い代わりに期間が長いのが特徴。釣果が安定しない時もあるが、条件さえそろえば熱い釣りが出来るだろう。

福田 豊起さんの記事
2018.03.16

犬吠埼沖のアカムツ ジャンボサイズ連発!

犬吠埼沖のアカムツが好調との報を受け3月14日波崎港ひろの丸さんにお邪魔してきました。

波崎港は関東でも最もアカムツ釣りの盛んな港の一つ。狙うポイントは大まかに二つあり、今回の犬吠埼沖は水深210~350メートルと深めでオモリも200号となる。数、型とも大いに期待が出来るポイントのため期待が膨らむ。

港には朝4時に集合。準備が出来次第出船となる。20マイル以上のはるか沖のポイントに向かう。やや南西の風もあるので、たっぷり2時間の航程となった。ポイントに到着するとすでにアカムツ船団が形成されており、胸が高鳴る。 OI000148

それ程強い風ではないが、さすがにここまで沖にでると中々の波とウネリがある。アカムツ釣りでは海上の波や潮の流れが釣りに影響をする場合が多いので要注意だ。

今回のタックル

ロッド:極鋭中深場H-205AGS

リール:シーボーグLTD500J

道糸:UVFメガセンサー12ブレイドEX+Si

ロッドはオモリは200号なので迷わず極鋭中深場のHをセレクト。225もタナを探ったりウネリをかわすには向いているので迷うところだが、今回は手持ちスタイルでも負担の少ない205を選んだ。 OI000137

私は、いつも細めのPE3号を使用するためリールは300番を使う事が多い。しかし、大人気の犬吠埼沖のアカムツ釣りゆえ満船になるのは必至。さらに潮の流れも速いことも多いのでオマツリ多発は覚悟の上。そこで高切れのリスクを減らすため、今回はPE4号を使用した。 そのためリールも500番をチョイス。この3月にデビューしたシーボーグLTD500Jは500Jをベースにジョグレバー周りがリファインされ、より操作性が向上。ハイパワーと太いトルク、新世代ドラグシステムのATDなどアカムツ釣りでもその性能は存分に感じて頂けるはずだ。特に犬吠埼沖のポイントではハードな条件での釣りになる場合も多いので信頼に足る電動リールは必須アイテム。

そして6時40分に投入の合図がアナウンスされた。カウンター表示で215メートルで着底。犬吠埼沖では浅めの水深でのスタートとなった。幸いなことに糸がまっすぐ立っている。周りの釣り人のラインも同様に立っているのを見てまずは一安心。このポイントでは一たび二枚潮となると水深が深い事もあり、非常に釣り難くなる。潮が素直に流れていれば釣りに集中できるだけでなく、アカムツの食いも良い場合が多い。

そして間もなく極鋭中深場のスーパーメタルトップが叩かれた。明確なアタリに大きくゆっくり合わせを入れるとハッキリとした重量感を感じた。さらに魚が首を振る様子が手に取るように分かる。アカムツと確信して巻き上げに掛かる。やや元気のあり過ぎる引きに途中でやや心配になったが、上がってきたのはなんと40センチクラスの良型アカムツのダブル。。 OI000135

さらに次の投入でも本命アカムツ。さらに次の投入では惜しくも高いウネリのためか途中でフックアウトしてしっまったがアカムツだったようだ。

このポイントは比較的狭いので潮の流れが速い時は一流し一投となる場合もある。この日は3投前後出来るので潮の流れはゆっくりなようだ。その一方でアカムツはしっかり口を使ってくれるので好条件を確信。揺れる船上でも集中力を切らさないよう気合を入れる。

アカムツ釣りと言えば誘いが肝心とはよく聞く話だ。私も誘いが功を奏する場面を何度も経験してきた。竿をゆっくり大きく誘い上げてストップ。今度はゆっくりと誘い下げて再びストップしてアカムツにエサを食わせる間を入れる。このエサを動かす誘いとアカムツにエサを食わせる間をその日の状況に応じて調整しパターンを探ってゆく。だが、なかなかど真ん中のパターンがつかめない。それでも、高活性に助けられスローペースながらポツリポツリとアカムツを追加することができた。

日が高くなるにつれ45センチのジャンボサイズもポツポツと顔を見せだした。アカムツ独特のガクガクの引きが大型だとふり幅が大きくなり実にスリリングだ。

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お隣の方もジャンボサイズを手にされてニッコリ。

これの程の好条件にかかわらず、いまだにこの日のパターンが掴めず今一つ納得が行かない。すこし頭をクールダウンすべく腹ごしらえをすることに。置き竿にしてオニギリを頬張ろうとすると、すかさずアタリが竿先を叩く。慌てて竿を手に取ってアワセを入れるもフッキングには至らず。再び置き竿にしてオニギリを頬張ると再びアタリが竿先を叩く。アワセには成功したものの巻き上げ途中でフックアウト。

ものは試しと今度は置き竿スタイルを試してみる。すると面白いようにアタリが連発!しかし、掛け損じやバラシも多く再びフラストレーションが溜まっていく。手持ちスタイルで誘っている時にここまでバラシが多い事は記憶に無いほどだ。まぁ、高活性ゆえに一匹掛ってから一荷を意識し過ぎて待ちすぎてしまっているためバラシが多い事も否めないのだが。

この日のようにウネリが高い時や潮の速い時などは、セオリーに反した置き竿に好反応を示すことも確かにあるもの。私なりの考えでは、アカムツの誘いはあくまでもエサをフワフワと動かすための手段。アカムツは誘って動かしたエサを積極的に追いかけて食うとは思えないからだ。誘いの後の食わせの間でフワフワとゆっくり漂うエサにアカムツは反応している気がするのだ。それゆえ、この日のようにウネリのある日は何もしなくても、仕掛けはある程度動いている。ここにさらに誘いのアクションを加えてしまうと動かしすぎになってしまっていたのかもしれない。

そこで、置き竿スタイルはそのまま、アワセのタイミングを微調整していく。細かいアタリは数回見送ってアカムツが強く引き込んだアタリを竿にじっくり乗せるような心持でアワセを入れてみる。すると見違えるようにハリ掛かりが良くなった。極鋭中深場の高い感度と操作性が緻密な微調整を可能にしてくれた。

また、大型と判断しても弱気にならず強気に巻き上げた方がバラシが少ない事を再認識した。この日に使用したシーボーグLTD500Jとスーパーリチウム11000WPの組み合わせは頼もしいほどの余裕の巻き上げを見せつけてくれる。シーボーグのATDと極鋭中深場の絶妙な調子が大きなウネリをかわしてくれる。ようはタックルを信頼してガンガン強気に攻めるべきだったのだ。

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朝とは見違えるペースで樽のアカムツが増えていく。私の樽を見て船長さんが笑い声をあげるほどスゴイ光景になってしまった。

そして、クライマックスが訪れた。鋭いアタリにアワセを入れると、ひと際大きいガクガクの首振りと重量感。それでも強気に巻き上げる。のこり50メートル付近から妙に重くなる。朝から手持ちの巻き上げで腕がかなり疲れており、支えているのがかなり辛くなるほどの重量感だ。アカムツと確信してはいるものの頭の中で???が膨らんでいく。やがて現れたのは後の検量で1.6キロと1.2キロのジャンボサイズアカムツのダブル!! 道理で重いはず。

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この日は、もう十分と船長さんも11時の早上がりをアナウンス。犬吠埼沖のこのポイントでは頭がツ抜けした場合は資源保護のため早上がりをする申し合わせになっているとの事。それ程、凄まじいポテンシャルを秘めたポイントである証左だ。

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本日デビューとなったシーボーグLTD500J.特大のアカムツ達に囲まれてなんとも誇らしげ!?

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いや~バラシも多かったけど、終わってみれば大団円。釣りをしていた時間は4時間半弱でしたが、中身の濃い釣行となりました。燃え尽きました。

 

福田 豊起さんの記事
2018.02.18

New リーディングでLTヒラメ

2月12日は大原港の富久丸さんのライトタックルヒラメ船にお邪魔しました。

この日は関東では強い西風が吹いており出船出来ない港が多かったもよう。でも大原港はこの西風にめっぽう強く当日も実際にベタ凪。当地のヒラメは風を利用して船を流す、横流し(ドテラ流し)スタイルなので風が足りないと思えるほど。この時期のヒラメ釣りにとってイワシの回遊が釣果を大きく左右する。イワシの回遊があればヒラメの数、型共に大いに期待が持てる。この一週間はイワシが少ないようだが「そろそろ今日あたり」の予感がした。

当日のタックル

ロッド:リーディング73M-190・V

リール:ミリオネアバサラ100H-L

ライン:UVFメガセンサー12ブレイドEX+Si 1号

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今回の主役はリーディング。オレンジコパーの初代リーディングはゲームロッドという言葉を生んだ名竿。そのリニューアルとなれば注目されている方も多いだろう。13アイテムの中から73のなかでも最もしなやかなMをチョイスした。時には80号のオモリまでを使う大原のライトヒラメゆえにMHのほうがオモリ負荷的には守備範囲が広いが今回はヤリトリの楽しさを優先。

かつてゲームロッドが出現する以前、汎用性の高いこの手の竿を万能竿と呼んでいた。ところでゲームロッドと万能竿の違いとは何だろう。もちろん正式な定義はもちろんないだろう。でも私個人の考えでは、「この竿であの魚はちょっと難しいかもしれない。でも、もし釣れたら絶対楽しい!」と思わせる遊び心がゲームロッドには必要だと思うのだが、どうだろう。

大原のライトヒラメは横流しなので、やはり190cmのレングスではやや厳しい場面もあるかもしれない。特に風の強い日にラインが船下に入り込む流しでは、船底をかわす配慮が必要だろう。だが、それを踏まえてチャレンジしたくなるワクワクがこのロッドにはある。レングスの短ささえカバーしていまえば、目感度、手感度、バットパワー、仕掛けを安定させる穂先のしなやかさ等を高次元で備えているリーディングであればこそ、不利を承知でチャレンジしたくなるのかもしれない。歴代のリーディングでは幾度となくライトヒラメを楽しんで来た。その思い入れもあり、大いに期待しての釣行となった。

朝、5時半に出船。船は太東沖を目指す。初めはやや沖目の水深20メートル前後のフラットなポイントからスタート。やや潮の流れがあるそうで、オモリ60号の指示が出る。条件としては悪くないようだ。まだ薄暗い中、風が弱いので、ラインは比較的立った状態での流しとなった。

オモリを1メートル弱切った状態で待っていると「コツン」とかすかな手アタリがあった。次の本アタリに備えていると、次の展開がなかなか来ない。仕掛けを回収してイワシを点検してみると、案の定ヒラメの歯型が付いていた。落胆すると同時に、あれだけ微かな手アタリを見逃すことなくヒラメのアタリと確信できたリーディングの手感度に感心。ちょっと嬉しくなった。

エサのイワシは歯型が付いているものの元気だったので、そのまま投入した。するとオモリが着底したと当時にやはり手にモタレを感じる。穂先を注視していると「クックッ」とイカのようなアタリが。次第に重さが加わり相手がヒラメと確信。なかなか「ガッガッ」の本アタリが出ないものの次第に穂先の重さが増していく。ヒラメのアワセ時を判断するのに、この荷重を私は重要視している。鋭角的な引き込みは無いものの、この荷重の大きさから、頃合いや良しとしてアワセを入れると、リーディングが大きく曲がった!

ヒラメのヤリトリはなるべくポンピングせずに一定の負荷で上げて来ることが基本。リーディングのバットパワーと高剛性のミリオネアバサラの組み合わせであれば一定のトルクでの巻き上げは難なくこなしてしまう。新しいリーディングはエアセンサーシートの形状も進化しており、丸型リールのミリオネアバサラでもパーミングが実にしやすいのが嬉しい。理想のヤリトリが出来たせいか、ほとんど暴れることなく上がってきたのは2.5キロオーバーの良型ヒラメ。

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肉厚でコンディション抜群の一枚。

この後、イワシの気配はするものの次が無い。船は灘を目指して移動。こんどは、太東港の目の前の極浅場でさらに大型を狙う。

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岸がすぐ近く、水深も時には5メートル位しかない。だが、このところ数は上がらないものの3キロを超える良型ヒラメがこのポイントで上がっているそうなので、期待が高まる。が。。。しかし、二流しをしたところで、船は再びに向けて移動となった。もしやと思って船長さんに訊くと案の定、イワシの群れを発見したとの僚船からの無線が入ったとの事。

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すでに、数席の船がイワシの群れを攻めている。

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魚探にもハッキリとイワシの反応が出ている。時には画面が真っ赤になる時もあるほど。期待の投入となった。イワシの群れを意識したヒラメはタナが高くなる場合が多い。軽量タックルの利を生かして手持ちでゆっくりと底から3、4メートル上までの広いタナを探っていく。イワシの濃い群れにの中を流すと道糸にイワシが当たる感覚があるほど。

だが、期待と裏腹にアタリが出せない。しばらくすると、反対舷でヒラメが上がった。やはり良い型だ。続いてアタリを出したのも反対舷。なぜか、私を含めた右舷ではアタリが遠い。その後も左舷にアタリが集中。船長さんはイワシの反応に当てて流し替えるたびに船の向きを変えてくれるのだが、アタリは偏ったまま。アタリを出している左舷のお二人にタナを聞くとトモの片はベタ底、ミヨシの方は竿を高く上げた状態でアタリが出ているとの事。全く正反対のお二人のタナに首をかしげるばかり。

このまま朝一の一枚で終わってしまうのでは?!と焦りが出だした終盤、あることに気が付いた。イワシの濃い群れの上よりも、かえって反応を交わしてしばらく流してからヒラメのアタリが出ている傾向にあるようだ。見えない反対舷でアタリが集中したために、気付くのが遅れてしまったようだ。イワシパターンの高いタナから作戦を変更して通常の横流しのタナである低めを丁寧に意識するようにしてみる。すると、久々のアタリが!これはピンポンダッシュでフッキングには持ち込めなかったが、良いヒントとなる。

この頃から、風が吹き出して船がより流れるようになった。すると我々の右舷でもヒラメが上がり出した。ここで、再び私の竿にもアタリが!ほぼ数秒で「ガッガッ」の本アタリが出てフッキングに成功。今度もほとんど暴れさせることなく一キロ級の本命がネットイン。何とか溜飲を下げて終了となった。

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最後に健太船長に丁寧に血抜きと神経締めのサービスをしていただいた。大原の船長さん達の多くは先日、魚の後処理の研修を受けたそう。お客様に釣った魚をより美味しく食べて欲しいという、心憎いサービスだ。OI000120

イワシを飽食したヒラメの旨味は濃厚。身のぶ厚さにも驚かされた。

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