福田 豊起の記事一覧

アングラー:福田 豊起


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福田 豊起さんの記事
2018.12.16

スリルゲームで楽しむコマセマダイ

いよいよ冬も本番。マダイも冬にそなえて最も脂の乗る時期をむかえた。また数、型ともに狙えるベストシーズンも終盤を迎える。そこで今回は小湊港の鯛丸さんを訪れた。

朝、5時40分に宿に集合。受付を済ませて乗船。私は右舷ミヨシに釣り座を構え、6時過ぎには船は港を離れた。船は一路東に向かう事約20分。水深60~65メートルのポイントに到着した。

ロッド:リーディング スリルゲーム73 MH-225

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事前に船長さんに相談したところマダイに加えてヒラマサの可能性もあるそう。ただし水色が澄んでいるのでマダイ仕掛け(ハリス3、4号)の方がチャンスが広がるとの事。

ならば正調のパワータイプのマダイロッドが最適とはおもうが、今回は遊び心を優先してリーディングスリルゲームをチョイス。225は195よりもさらにどこまでも曲がり込む調子。さらにカーボンソリッドの強度を生かしてガッツリとショーとロッドの曲がりを楽しむ目論見だ。

リール:シーボーグ300j

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200番で事足りる釣りだが今回は新しい300jのアルミジョグレバーの操作性を確かめるためにチョイスした。

PE:メガセンサー12ブレイドEX+Si

ビシ:MDビシⅡL80号

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MDビシには調節キャップが付属しており、今回は穴を3つ残した。マダイオンリーであれが穴2つ残しでも良いだろう。いずれもオキアミコマセがポロポロとこぼれるイメージだ。

鯛丸さんでは一度ビシを着底させてからタナを取る方式。今回は10ないし9メートルの指示ダナが沖上がりメイン。それに対して私はハリス10メートルを選択。

一流し目はエサ取りの洗礼を受ける。すぐにビーズ類のアクセサリーを外して付けエサのオキアミのみで勝負する。

二流し目、コマセを打ち換えようとキーパーに竿を掛けたままジョグで巻き上げると。。。なにやら様子がおかしい。竿を手に取ると中々の手応え。どうやら電動巻き上げが誘いになったようだ。上がって来たのは食べ頃サイズの本命マダイ。

 

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巻き上げで反応するのであれば誘いが有効なのでは?と竿を大きく動かして誘ってみるが思ったようにアタリが出ない。ならば奥の手とキーパーにセットしたまま300jのデッドスロー巻き上げで誘いを入れる。巻き上げ表示4ないし5で誘い上げる。するとすぐにモゾモゾギューンとスリルゲームが曲がった。

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4号ハリスなので強気のドラグ設定でスリルゲームを存分に曲げてヤリトリを楽しむ。ショートロッドだとマダイの段引きがよりダイレクトに感じられて非常にスリリングなヤリトリが楽しめる。

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上がって来たのは2キロ級の綺麗な本命。このサイズでもドラグをほとんど滑らすことなく、ロッドのいなしでヤリトリすることが出来た。スリルゲームで強気のヤリトリは格別の楽しさがあるものだ。

釣り続けているとやはりコマセマダイの一番のチャンスである、コマセを振ってからハリスが馴染むまでの数十秒にアタリが最も出ることを再確認させられた。このチャンスをより多く生かすため手返しよく釣っていると、この日のマダイは素直に答えてくれた。今度はさらに一段とスリルゲームがたわわにしなる。

この日は単独釣行で写真が無く申し訳ないのだが、エンドグリップに左手を添えて右手で300jをパーミングしながらジョグを操作する。このポジションがスリルゲームを最もガッツリ曲げることが出来る。すなわちスリルゲームのポテンシャルを引き出せるフォーム。この姿勢で引きに耐える。今度はドラグが引き出された。滑り出しはあくまでスムーズながら、あくまで必要最低限の滑りを実現できるのがATDの真骨頂だ。ドラグまかせにして引きをかわすのではなく、竿で魚の頭をこちらに向けてヤリトリをする。あくまで魚をこちらがコントロールし続けることで自然と間合いが詰まって取り込みになる。これが私の考えるヤリトリの理想像だ。

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上がって来たのは本日最大の2.8キロ。

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その後もアタリは続き大きなタライが良型のマダイだらけに。

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最後はイシダイも追加。後日、刺身と鍋に。脂の乗りにビックリさせられた。

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この日は大ダイこそ出なかったものの良型のふっくらしたグッドコンディションのマダイが揃い望外の好釣果となった。

鯛丸さんではこの水深でのマダイ釣りはシーズン終了となり100メートルラインの大ダイ狙いに移行するとの事。そちらも非常に気になるところ。また、スリルゲームで挑戦しようかと計画中だ。

 

福田 豊起さんの記事
2018.07.04

鹿島沖 興奮の午後船テンヤゲーム 

梅雨も明けた7月3日 この日は特に釣りの予定を立てていなかったが朝起きてみると、もったいないほどの好天。思いつきでドライブがてら鹿島港の長岡丸さんのテンヤマダイ船に乗ることに。午後船は朝早く起きる必要もなく、普段の生活リズム通りに釣行できるので、のんびり好きの私はたびたび利用している。

12時30分に港を離れた。私は右舷ミヨシに釣り座を構えて準備万端。不安定なものの二ケタ釣りや大ダイも時折上がっており密かに期待の釣行となった。

出船まえに船長さんがたっぷりとイケスに生きたサルエビをは積み込んでくれた。この時期の鹿島港では生きエビでテンヤゲームが楽しめるのがうれしい。今シーズンは南風の影響で水温が抑えられて生きエビの確保がまだまだ出来そうとの事だった。生きエビの場合、マダイの食いが良くなるのはもちろん。冷凍エビに比べエサ持ちも良い。なによりも、釣り人のモチベーションアップの効果も侮れない。

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今回のタックル

ロッド:紅牙テンヤゲームMX230遊動

リール:紅牙EX2508RPEーH

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ともう一組

ロッド:紅牙テンヤゲームEX S/MH-235

リール:紅牙AIR2508PE-H

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ともに

PE:UVF紅牙センサー12ブレイドEX+Si 0.8号

リーダー:紅牙リーダーEX タイプF 10lb.2.5号

海風が気持ちの良い海上を滑るように北上。航程40分で水深25メートルのポイントに到着。まずは紅牙遊動テンヤ+TG SS8号をキャストして広い範囲を探る作戦。タングステンヘッドの遊動テンヤはキャストしても底立ちが分かり易いのが嬉しい。

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タックルはもちろん紅牙テンヤゲームMX230遊動+紅牙スピニングEXの方だ。230遊動はキャストがとてもしやすい。水深が浅く、潮の流れの緩い時にはキャストして広い範囲を探る釣りが非常に有効。そんな時、従来のテンヤロッドよりも重いテンヤでも投げやすいことが特徴。しかも、投げやすいハリのあるティップにも関わらず遊動テンヤの一番のキモである着底した状態でエサがヘッドと離れてフワフワとアピールする状態でのアタリが取りやすくなっている絶妙のチューニングに仕上がっている。まさに遊動テンヤ専用ロッドだ。

嬉しい事に、釣り始めてすぐアタリ。一度目は掛け損ねてしまったものの、すぐにフックアップに成功。引きの緩急からハナダイのようだが、それにしては引きが強い。マダイで掛かり所が悪いのかとも思ったが、上がって来たのは一キロはあろうかという特大ハナダイ。どおりで引くはずだ。

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この後、小さいながらマダイもゲット。

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好感触に頬が緩む。

しかし、二流しめはまったくアタリが出せない。船中では一キロ近いマダイも上がっていたのでやり様はあるはず。程なくして、船長さんは灘に船を向けた。次のポイントは15メートルの極浅いポイント。良い濁りがあるので期待が持てそうだ。

船長さんに話を聞くと、午前船では高い根回りではベラの猛攻で釣りにならず、平根でマダイの型があったようだ。だが、あまり納得の食いではなかった様子。根から外れた場所でもアタリが出るようであれば期待が持てるとの事だった。

やがて船中いたるところで竿が大きく曲がり始めた。だが様子がおかしい。マダイ独特の首振りが見られないからだ。案の定上がって来るのはホシザメ。ホシザメラッシュに船長さんはポイントをずらすものの、やはりホシザメばかり。だが、このホシザメの中に大ダイがいた!右舷ミヨシ二番の釣り人が4.4キロの綺麗な大ダイをゲット。これを機に中ダイも顔を見せ俄然盛り上がってきた。

どうやらスローな誘いに大ダイ、中ダイは反応しているようだ。そこでタックルを紅牙テンヤゲームEX+紅牙スピニングAIRにチェンジ。テンヤも思い切って紅牙タイテンヤSSエビキーパー付き3号チャート夜光に変更して緻密でスローな釣りを心がける。フワフワとした動きを演出するにはタングステンではなく比重の軽い鉛のテンヤが向いている。

着底後しゃくり上げて再び着底。この着底からのステイで小さいながらも明確なアタリがあった。

ズバッとアワセに成功。手ごたえもなかなか。浅いので引きがシャープで実に面白い。上がって来たのは一キロ後半の中ダイ。この後も、手応え十二分の掛け損ないが2回。エサのエビがすべて取られている。型の物のマダイに違いない。

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欲を言えばフォールでアタリが出せればより楽しいのだが、この日はボトムコンタクトさせた場面でのアタリが圧倒的に多かった。だが、久しぶりの浅場で軽いテンヤでのゲーム展開に興奮を隠せない。一つテンヤ歴の長い方なら分かって頂けるだろう。

この後、ホシザメの洗礼を受ける。ホシザメは釣りあがってからローリングして暴れるので要注意。ハリを手に刺す危険もさることながらライントラブルを起こして、せっかくのゴールデンタイムをリーダー結びでふいにしては悲しすぎる。

だが、ホシザメを嫌ってタナを切るとマダイのアタリが出ないので、恐れずホシザメを釣りまくって大ダイに巡り合うしかないようだ。

その読み通りフォールから着底した瞬間、またしても小さいアタリが。一度目は掛け損ねたものの二回目のアタリでズバリ。

浅いので横に走ろうとするが引きの様子から青物ではなくマダイのようだ。パラシュートアンカーのロープの方に走られないよう半ば強引寄せに掛かる。鋭さとトルクにあふれた見事なファイトを堪能。紅牙テンヤゲームEX S/MH-235のバットパワーは頼もしい限りだ。

上がって来たのは丸々としたジャスト3キロの綺麗なマダイ。鹿島沖ではまだまだ産卵はこれからなのだろうか、惚れ惚れするようなグッドコンディションのマダイにしばし見とれる。

だが、船中では相変わらずホシザメと中ダイ、大ダイが入り乱れて釣れ続いている。記憶にない感じの釣れ方だが、チャンスタイムを無駄にしないように夢中で釣り続ける。

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ここで、ふっと気が付く。軽い固定テンヤでフォール後の着底でフワフワとした動きを演出していたわけだが、遊動テンヤならばこの動きは自動的に出来てしまうではないか!序盤は遊動テンヤでフルキャスト後、早めの誘いをしていたが、これをキャストはそこそこにしてリフト&フォールを丁寧にボトムでのステイを長めに取ってみる作戦に変更。タックルはもちろん紅牙テンヤゲームMX230遊動+紅牙スピニングEXのコンビにチェンジ。遊動テンヤも8号のままだ。

するといとも簡単にアタリが、さらにアタリがあってから引き込みを待ってスイープ気味にアワセるとガッチリ。遊動テンヤのオートマチック感覚も実に面白い。上がって来たのは1キロ半ばのグッとサイズの本命。

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この後、800gの本命と特大ハナダイ、イシガレイを追加してフィニッシュ。ホシザメもだいぶ上げたので釣った感は満点。のんびり午後船のつもりが夢中で釣りまくってしまった。

船長さん曰く根の全くない場所での大ダイ、中ダイ、ホシザメ爆釣劇だったようだ。それが証拠にボトムでの釣りだったにも関わらず根魚類が全く釣れなかった。船長さんの勘の冴えが光った午後船だったようだ。

福田 豊起さんの記事
2018.06.15

ライトカモシでマダイの荒食いを堪能

台風5号が接近した6月11日。翌日にライトヒラメ釣行をもくろんでいた私は、願いかなわず意気消沈。だが、海を直接見ると大した時化ではない様子。もしやと思いダメもとで勝浦松部港の和八丸さんに電話すると12日はカモシ釣りに出船予定との事。カモシ釣りのメインターゲットであるヒラマサは沖を通る台風が起爆剤になって釣れ始めることがよくあるもの。俄然気合の釣行となった。

この日の釣り人は私を含めて4名。四隅に分かれて釣り座を構える。左舷ミヨシに私、もう一方左舷トモの片はノーマル、ライト両タックルを持ち込んでいる。どうやらデフォルトはライトタックルのようだ。右舷はミヨシとトモの釣り人と胴の間に弟船長さんが竿を出す。私はヒラマサ狙いでスタート。他の釣り人は一昨日のマダイの好模様を意識してマダイ狙いのようだ。5時に港を離れる。

ポイントは御宿沖の三本松。いざ港から出てみると拍子抜けするほどの凪。夜までのウネリと雨の影響か、泥濁りを含んだ水色が台風の通過を物語る。心配された水温の低下もなく、期待が高まる。

この日のタックル

ロッド:ゴウイン落とし込みS-210J

リール:シーボーグLTD500J

PE:メガセンサー12ブレイドEX+Si

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私はヒラマサの爆釣を意識したため、いわゆるカモシ釣りのノーマルスタイルであるオモリ100号とカモシ袋の組み合わせにハリス8号4ヒロ(6メートル)でスタート。春のカモシ釣りではもっとハリスを長めに取る場合が多い私だが、潮の流れが緩いことと、ここ最近は短いハリスに好反応をしめすとの船長さんのアドバイスを頂いたため短めでスタート。エサもムギイカをチョイス。食いが良い様ならハリスをガッツリ太くしてガチンコファイトと意気込んだ。

春のカモシヒラマサの場合私は、落とし込み用の竿を好んで使っている。仕掛けを安定させ食い込みを促すしなやかな穂先とヒラマサの強烈な突込みを受け止め、頭をこちらに向ける強靭なバットを兼ね備えているからだ。春の場合タナが高く、根ズレのリスクがやや低いので竿の曲がりを楽しめるややしなやかなモデルを持ち込んだ。

リールは前回同様シーボーグLTD500J。ドラグ性能、巻き上げ力、ジョグの機動力ともに私が全幅の信頼を寄せるモデルだ。

潮の流れは乏しいものの、水色から言ってイカにも食いそうな雰囲気だ。しかし、一流し目は船中アタリなし。エサ取りの気配すらない。時化後は一か八かの博打的要素が高いものだが、悪い方に転んだのかと不安になる。

潮回りとなり魚探反応を探して、しばしクルージングとなったが船長さんは間もなく根の高に良い反応を見つけた。ここからドラマが始まった。

まずはトモのライトタックルの釣り人にマダイらしきがヒット。すぐに右舷でも竿が曲がる。大ダイまではいかないが良型マダイが続々と取り込まれる。一方、イカエサの私にはアタリが無い。一人だけ取り残された形となり、焦る焦る。

この濁りならば?!とハリス8号のままサンマ餌を付けて投入してみるとすぐにヒット!マダイと確信する。マダイと分かっているものの意識がヒラマサモードとなっていたので問答無用の巻き上げをしてしまいハリ穴が広がったのだろうか、船べりでポロリを連続してしまった。だが、投入すればハリスに関係なくすぐにマダイが食ってくる。ハリス8号6メートル、ハリはヒラマサバリの13号にも関わらずだ。

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食べごろサイズを1枚キャッチ。サイズは小さめながら一人前に乗っ込み色のオスダイだ。

マダイメイン、しかも釣り人も少ないとなればライトタックルを是非試したいところ。ありがたい事に船長さんもライトタックルへの変更を促してくれた。竿をキーパーにかけて急いでライトタックルの準備をする。がしかし、その先から竿が曲がってしまう。さらに1枚追加。

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何とかライトタックルのセットを済ませ、いざ勝負。

ライトタックル

ロッド:極鋭ライトヒラメ Ⅿ-212AGS

リール:スパルタンMX IC 150HL

PE:メガセンサー12ブレイドEX+Si 1.5号

ビシ:シャベルビシ速攻Ⅲ M60号

要はライトヒラメに行く予定だったタックルを「もしかして・・・」と思い持ち込んだものだ。だが、このタックルでライトカモシを試してみたかったことは事実。極鋭ライトヒラメ Ⅿ-212AGSはもちろんライトヒラメ専用竿。だがテストの段階からゲームロッドとした場合の潜在能力の高さにコッソリ期待していたのだ。ライトヒラメロッドの持つエサのイワシを安定させるための穂先から穂持ちのしなやかさは。そのままコマセ釣りで仕掛けを落ち着かせることに役立つ。ヒラメの口にしっかりとフッキングさせ、なおかつヒラメをコントロールして暴れさせないバットのパワーはコマセワークとヤリトリのしやすさに直結する。また、ヒラメロッドの特筆すべきその感度はコマセ釣りにおいてもアドバンテージになると考えていたからだ。

リールも心待ちにしていたスパルタンⅯ✕ IC。カウンター付きのロープロファイルリールであるにもかかわらず、そのメタルボディーの高剛性ゆえ、驚くほど巻きが軽く力強い。すでにこのボディーを共用する紅牙バージョンでその巻きの軽さを経験していたので、船バージョンの登場を心待ちにしていたからだ。太ハリスの使用の可能性もあるライトカモシ専用機とするには最大ドラグ力のさらに高いモデルがおススメだが、ポテンシャルの高さを試すにはいい機会だろう。

タックルを変えると同時に先程まで使っていたハリス8号4ピロの先に5号2ヒロを足してハリス長6ピロ(9メートル)として、釣りを再開。カモシ袋にかえて60号Mサイズのシャベルビシ速攻Ⅲに変更。一気にライト感が増す。するとどうしたことか、ハリスを細くしたにも関わらずアタリが出ない。周りの釣り人には相変わらずアタリが続いているにも関わらずだ。またしても、焦る焦る。近年のカモシマダイでは8ヒロが標準になりつつあり6ピロは短めなのだが、よほどマダイがコマセに突っ込んできているのだろう。なんとか、誘いで1枚食わせることが出来たものの、しっくりこない。

取り込みを機にハリスを一ヒロ詰めて攻めてみるものの、イサキのエサ取り加えてカモシ釣りの天敵ゴマサバが出てきてしまったと同時にマダイの食いもスローダウン。だが、ここからこのタックルの真価を体感することになった。

ノーマルのカモシ釣りではイサキのアタリは結構分かりづらいものだ。ロッドが大物にそなえてかなりゴツイせいもあるが、カモシ袋が上下する際のノイズでイサキのアタリを見逃してしまう人もいることだろう。カモシ袋をプラビシに替えただけでも感度と操作感が全く違う。だがそれにもまして、極鋭ライトヒラメの手感度には舌をまいた。イサキのアタリが手元まで来た経験は今まで覚えがない。SMTとフルAGSの組み合わせのロッドをライトカモシで使用したのは初めてだったが、最新のDAIWAテクノロジーのすごさを垣間見た思いだ。それゆえ、エサ取りでのロスタイムが全くない状態で釣りが成立

前半の入れ食いタイムに出遅れてしまった私だが、周りでも渋くなった時間帯から1枚1枚まずまずのペースで確実にマダイを拾ってゆく。

タックルの感度ゆえにマダイのアタリの出方も違いが際立って面白い。誘い上げにカウンタ―で一気に引き込む場合もあれば、手元にモタレを感じてから竿先にアタリが出る場合、誘い下げからストップそしてズドンとこちらの誘いにマダイが応えてくれているようだ。

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ここで感慨深いことが。ライトタックルを使用して、ハリス5号のドラグ設定でのマダイの引きの鋭さには本当に驚かされた。そのダイレクトさは一つテンヤもかくや?!と思わせるほど。一つテンヤの約倍のドラグ設定ゆえだろう、三段引きと呼ばれるマダイの引きが一層際立つのだ。竿サバキで引きをいなし、吸収出来なかった突込みはATDがスマートにサポートしてくれる。スパルタンMX ICにはドラグクリックが付いているのでドラグの滑りを音で察知、楽しむことが出来るのも嬉しい。ダブルハンドルながら、巻き上げ力も期待通りの力強さに頬が緩む。

細ハリスの限界を引き出しドラグを滑らせながらのヤリトリも楽しいが、太いハリスでドラグの滑りを最小限にするヤリトリの魅力も抗しがたいものがあるとカモシ釣りは教えてくれる。

途中、反対舷トモの片が太ハリスイカエサでヒラマサをゲット。船長さんのススメもあり私もしばしヒラマサを意識してみるも、程なくして再びマダイ狙いに戻してしまった。それ程、この日のライトタックルカモシでのマダイ釣りは楽しすぎた。

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2キロオーバーの良型の引きを堪能。今回は大ダイには巡り合えなかったが、このライトタックルでぜひ大ダイとのヤリトリは想像するだけで刺激的だ。

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今回はヒラマサを狙っていたのでクーラーはトランクマスターHD TSS600 を持ち込んだ。その大容量に良型マダイ8枚が御覧の通り。追い氷をして3日間にわたって保管したが、その氷の持ちには驚かされた。夏のカツオ、キハダにも大いに活躍してくれそうだ。

どうしてもヒラマサの回遊や釣り人の人数によってライトタックルの使用が可能かどうか不確定要素が多い現在のライトタックルカモシだが、興味をもって自ら進めてくれる和八丸船長さんの存在は本当に心強い。ノーマル、ライトともに魅力のあるカモシ釣り。釣り人が好みでスタイルを選べるようになればより一層魅力が増すはずだ。

福田 豊起さんの記事
2018.04.15

大原で乗っ込み大ダイをキャッチ!

すっかり春を通り越して初夏の陽気となりつつある4月10日 外房は大原港の新幸丸さんにテンヤゲームを楽しむべくお邪魔しました。

4時15分に港前に待合所に集合。4時40分頃出船となった。

春の大原と言えば大ダイ。春になると黒潮が接岸するようになり、潮の流れが速くなり水温も上昇する。すると冬の間、深場に潜んでいた大ダイが浅場を目指して乗っ込んでくる。この時がテンヤゲームで大ダイを釣る好機となる。まさにこの日がそうであった。

船は春の大場所である御宿、岩船沖の60メートル前後のポイントを目指す。

今回のタックル

ロッド:紅牙テンヤゲームEX AGS S/MH-235

リール:紅牙AIR2508PE-H

PE:UVF紅牙センサー12ブレイドEX+Si 0.8号

リーダー:紅牙リーダーEX タイプF2.5号(10lb.) OI000165 OI000164

そして今回、新兵器として新しいテンヤ カブラ

紅牙タイテンヤTG SS エビロック

紅牙タイカブラTG SS エビロック  

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ピンボケ写真で申し訳ありません。分かりづらいかもしれないが、今までのタングステンテンヤ カブラに新しくエビロックと呼ばれるエビのズレ止めが付いた。サクサスフックの利点はもちろんハリの刺さりが良い事。この刺さりんのよさは、ハリ先とハリの肌の滑りの良さからくるもの。このハリの滑りの良さは一方でエサがズレやすいという欠点があった。この欠点を解決するのがエビロック。従来のエビ止めに比べて固いエビの殻に直接ロックするので、ズレ止め効果は抜群。春の大原は水深が深く、潮の流れも速いのでエビロックは強い味方になってくれそうだ。

期待の第一投。船長さん曰く 水深は50~60メートル前後。潮の流れは2ノット近くあるとのこと。風が弱いので、船は横流しで流すようだ。まずは8号のテンヤで様子を見る。カラーは金/ジャンジャンラメ。すると、60メートル少しで着底。その後、何度も底立ちをとることが出来る。

思わず笑みがこぼれる。潮の流れがありながら、表層と底付近が同様に流れている時は釣りやすいだけでなくマダイの食いも良い場合が多いからだ。朝のゴールデンタイムに期待がかかる。

しかし、朝一はアタリが無い。エサも一向に取られる様子がない。大地船長に聞くと前日も7時過ぎからアタリが出てきたとのこと。集中力を切らさず底付近を丹念に探り続ける。

すると、間もなくわずかだがアタリが出始めた。エサも取られるようになり一安心。テンヤを丁寧に送り込む。着底後にステイしていると、明確なアタリが!鋭く合わせを入れるとガッチリとフッキングに成功。

アタリと鋭い引きからマダイと確信。頭のふり幅が大きく、重量感もあるので大ダイであろう。しかし、大ダイであれば一気に走り出すハズ?だが、しばらくツバ迫り合いとなる。走り出す様子がないが、それならばこちらも望むところ。ロッドのパワーで大ダイのパワーを受け止め、竿サバキで突込みをかわして大ダイの頭をこちらに向ける。卓越したバットパワーを誇る紅牙テンヤゲームEX AGS 235S/MHなので、余裕をもって大ダイの引きを受け止めることが出来る。

最後まで走られることなく姿を見せたのは3.7キロの綺麗なメスダイ。この速い潮の中、会心のヤリトリに思わず笑みがこぼれる。

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エビロック付きのテンヤがガッチリ!

朝一から大ダイに恵まれ、これからさらなる大物を狙っていきたいところ。やがて朝よりも北東寄りの風が出てきた。潮の流れと風がぶつかって、やや波が出てきた。

テンヤ8号からカブラ10号金/ジャンジャンラメに変更。相変わらず潮の流れは良く期待は十分だ。

実際に船中では型の良いマダイがポツポツと食っている。そして左舷ミヨシでは5.6キロの大ダイも取り込まれ気合が入る。

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ボトムで食ってきたのは良型のオニカサゴ。専門に狙っても十分満足な大きさ。帰ってから食べるのが楽しみだ。

ここまで、私も周りの釣り人もボトム付近でのヒットが続いており、私は底付近を丹念に探る作戦を取っていた。しばらくして、風はさらに強まり横流しの条件も相まってかなり船は揺られるようになった。それでも底立ちは取りやすい状況なので諦めずに釣りに集中する。

ここまでずっと、私のいる右舷は風を背に横流しとなっていた。風が強くなってからはラインがかなりの勢いで船下に入り込むようになった。投入時はカブラを船から離れた方向にキャストして着底時に糸が立つように気を配る。やがてウマヅラのアタリが出始めてからはボトム付近で全く良い感触が無くなってしまった。

左舷のビシマ時代からの常連さんがワラサを上げたとの事。左舷は当然風を受ける側。潮の流れも相まってかなりラインが払い出すハズ。やがて終了まぎわ同じ常連さんが3キロ弱の良型マダイを上げた。お話を伺うとワラサでも良いからとカブラが払い出すのを利用して巻きで中層で食わせたとの事。すなわち、朝一に私が食わせた底付近からマダイのヒットゾーンが一気に中層付近に変わっていたらしいのだ。

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この常連さんの釣ったタイが吐き出した魚の骨。かなりの大きさの魚をベイトにしていることが伺える。新一船長曰く大きなホウボウやサメが大ダイのお腹から出て来ることもあったそう。

ボトムで食わせた私のマダイはお腹から大きなカニと複数のセミエビで一杯。同じ日の同じポイント、同じマダイで食べているものが全く違っていたことになる。春のマダイの気まぐれさに驚かされるばかりだ。

この日は外房大原らしい速い潮の流れの中、春らしい大ダイも上がり満足の釣りとなった。大原の乗っ込みマダイはこれから6月くらいまで期待が持てる。外房のマダイの乗っ込みは明確なピークが無い代わりに期間が長いのが特徴。釣果が安定しない時もあるが、条件さえそろえば熱い釣りが出来るだろう。

福田 豊起さんの記事
2017.12.08

大原港出船 冬の一つテンヤ

12月6日 大原港の富士丸さんで一つテンヤを楽しんできました。

朝5時30分に出船。航程30分で水深約30メートルのポイントに到着。ポイントに向かう間、船長さんにアドバイスを頂いた。「潮が澄んでいるので、朝が勝負だよ。日が高くなると食いが悪くなるから」と言うもの。その代わり水温は上昇しているので、チャンスは必ずあるはず。

この日のタックル

ロッド 紅牙テンヤゲーム EX AGS S/MH235

リール 紅牙 AIR 2508PE-H

ライン 紅牙12ブレイド 0.8号

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この秋の大原の大原の一つテンヤマダイは10メートル前後の極浅場こそ不発だったものの、30メートル前後の水深で安定した食いを見せていた。水深はやや深めだが、その代わりマダイの型が揃っているのが嬉しい。12月になってすっかり寒くなったが、この日も秋のパターンが続いていた。

まだ暗いなか、釣りがスタート。潮の流れは、そこそこ。だが、前日から昨夜にかけて沖で西風が強く吹いた影響で大きなウネリが残っている。一つんテンヤにとってこのウネリが案外曲者。底立ちやアタリが取り辛くなるからだ。おまけにこのポイントの海底にはカジメが所々生えており、竿先に不自然な動きが伝わる。

朝の暗い時間は、まったくアタリが出ない。船長さんのアドバイスによると朝勝負との事なので少し心配になる。だが、空が明るくなった途端、ひったくるようなアタリが!ベイルを返してから糸ふけを取ってアワセを入れる一連の動作が寒さで上手く行かなかったものの、マダイがガッチリ食ってくれたおかげで、フッキングに成功。上がってきたのは600gのマダイ。

ウネリとカジメの影響で依然としてアタリは取りにくいものの、順調にアタリを重ねていく。紅牙テンヤゲームEXの手感度を頼りに、余分な穂先の情報をオミットしてマダイのアタリに集中できることが嬉しい。最先端のカーボン技術であるSVFナノプラスとN、Cリングを奢った次世代AGSの効果は手感度に大きく貢献している。私の場合一つテンヤでは、目感度重視。まずは目感度ありきで、あくまでも見逃してしまったアタリを手感度で拾っていた。だが、EXを使うようになってからは、手感度と目感度の両方でアタリを判断するように釣りがかわった。

また、スローテーパーの繊細な穂先と強化されたバットパワーが特徴のS/MH。手感度だけでなく、ロッド全体に密な感覚が貫かれている。自然と自分の釣りが丁寧に緻密になるような気がするのは私だけではないだろう。合わせに対してのフッキングパワーの立ち上がりも早く、ズバッと合わせが決まった瞬間は痛快だ。

リールの紅牙AIRの軽さがロッドの感度を一層引き立ててくれるのも嬉しい。ザイオンボディとアルミ製ボディカバー、マシンカットデジギアの組み合わせで、軽さとパワフルな巻き上げを両立させている。もちろんドラグはATDなので、マダイが掛ったらロッドとATDに任せて、リールのハンドルを巻き続けるのが、バラシを防ぐ一番の方法だ。

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この位の型であれば、ドラグを使うほどではないものの、なかなかの引きを見せてくれる。冬の青空と真っ青な海にマダイの赤が映えて実に美しい。

澄潮の時の私のテンヤの定番カラーは赤金。この日は、5号の赤金が大当たり。船中では、沈黙が続く中、私一人だけひったくるようなアタリが何回もあったのには驚かされた。

テンヤ 紅牙タイテンヤSSエビキーパー付

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そして、さらに大きなアタリが!一気に30メートル以上ラインが出された。すわ、大ダイか?と思った矢先、今度はミヨシ方向にさらに走り始める。態勢を整えてリフトに掛ると、激しい抵抗は収まった。シュモクザメ?とも思ったが、竿で引きをためた時に竿先がクンクンと動いている。青物の証拠だ。やがて姿を現したのはヒラマサ!ATDマジックだろうか?リフトに掛ってからは、拍子抜けするほどすんなり上がってしまった。ATDは魚が走っている時も常にプレッシャーを与え続けることが出来るので、魚の弱りも早くなる。

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この後、鋭い抵抗を見せてくれたのが、うれしいゲストのイシダイ。この時期、脂の乗りは最高。大事にキープする。今シーズンの大原ではこのイシダイが多い。

やがて、日が高くなると船長さんが言った通り、エサ取りが激しくなってしまう。ベタ底ではベラ、テンヤを浮かせるとウマヅラ。そこで、ウネリが取れて来たこともあり、テンヤを3号に落として、マダイにアピールする。すると、狙い通りマダイのアタリを出すことに成功。うれしい1枚だ。

この後、エサ取りに業を煮やして船は濁りを求めて灘に移動。しかし、エサ取りは無いもののアタリ自体が無くなってしまった。全く、エサも取られない。そこで、遊動テンヤでボトムを狙ってみる。

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紅牙遊動テンヤ+TG SS

タングステンの遊動テンヤ5号をキャスト。一度、ボトムを取ってからリフト&フォール、ボトムステイとシェイクを組み合わせてアタリを絞り出す。すると、先程まで全くエサのエビがかじられなかったことが嘘のようにアタリが連発。小さいハナダイやウマヅラを連発した後、しっかりマダイの追加に成功。タフな条件の中、狙い通りの1枚が嬉しい。

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終わってみれば、クーラーの中は賑やか。一人入れ食いあり、長い沈黙あり、エサ取りに翻弄される場面もありで内容の濃い1日となった。

去年の大原は1月まで数、型とも狙える状況が続いた。今年も水温は高めに推移しているので、今後も大いに期待が出来るだろう。潮に濁りが入った時がチャンスとなるだろう。